今回は、レザーカットについて書いていこうと思います。多少マニアックな内容になっておりますのでご了承ください。
スピーディーで合理的に切れる。
レザーカットは、切りたてでも柔らかくなじんだ動きのある質感のスタイルを作りたい。それをなるべくスピーディーに合理的に作れるようにと、工夫した結果生まれた技術です。
時間にも価値がありますからね。スピーディーで合理的に仕上がればお客様にもとっても良いはずです。カットが遅かったら綺麗に仕上がっても…と思います。
柔らかくて自由に動いて、しかもなじむスタイルを簡単に作り出す事ができる。
レザーカットは、使い方次第で髪を傷めることなく柔らかくて自由に動いて、しかもなじむスタイルを簡単に作り出す事ができます。
ストロークカットやスライドカット、セニングなどで動きや柔らかさを出すカットは可能ですが、レザーカットはとても簡単にその質感が出せます。
レザーカットは、シザーカットと切るときの考え方は一緒なので、しっかりとフォルムを作りながら、しかも柔らかくなじむ毛先の質感を同時に作り出す事ができます。
シザーカットありきのレザーカット。
シザーカットが上手くないとレザーカットも上手く切れません。
僕の場合、柔らかく馴染むレザーと硬くてシャープに切れるシザーを使い分けてヘアスタイルを作っています。
両方使い分けられるようになってから、カットがとっても楽になりました。
カット理論は人それぞれあると思いますが、自分の中で1番切りやすくて、似合わせやすくて、合理的な方法を見つけてカットしていくと良いのではないでしょうか。僕はそれがレザーカットでした。
シザーとレザーを使うと、フォルムも毛量調整も質感調整も一気にできて似合わせの調整も簡単でスピーディーです。早くカットができると限られた営業時間内でたくさんのお客様のカットができますし、お客様からもカットが上手いと思っていただけると思います。
レザーの切り口
レザーはストロークの幅で長さを切りながら毛先の重さを調整できます。
こちらが重め。
こちらが軽め。
微妙な違いをストローク幅で変えられるので、お客様の毛量や理想の質感が長さを切りながら作れます。
こういったレザーカットに特に相性が良いのが、乾かしただけでもまとまりやすいボブやショートヘア。
柔らかい毛先の重なりで、まとまりやすく揺れるような質感のボブが切れます。
シザーで切るカットとはまた一味違うカットを是非体感しにいらしてください。
それではー
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