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10人の美容師がいたら10人違う切り方をする

エトネでは毎週金曜日の朝練でカットをしています。

アシスタントのうちからカット練習。

まだカラーや縮毛矯正やパーマの練習中ですが、並行してカットも。

自分がアシスタントの頃は、1つひとつ練習していました。カット以外の技術を全て習得したらやっとカット練習。

カット練習に入るまで5年近くかかりましたが、エトネでは1年目のアシスタントもカット練習します。

正直、何年目でもカットは練習すればできるようになります。むしろ、カットが理解できると他の全ての技術習得にも活かされる可能性が高いです。

まずは基本中の基本をウィッグを使って練習しています。まずは基本中の基本を初めにしっかり固める。

そのうちスタイリストになってお客様を何人もカットしていくうちに、自己流になります。

自己流が悪いわけではありません。

カットは、10人の美容師がいたら10人違う切り方をします。

これは、音楽と一緒です。

音楽と共通する事が美容師の世界も多いですよ。

演奏者が10人いたら10人違う奏法があり、10人違う手癖があり、10人違う音が出ます。

仮にもし、10人同じ弾き方でリズムの取り方も音の伸ばし方も強弱のつけ方も同じだとしたらつまらないですよね。

カットも個性が出ます。
美容師にもジャンルみたいなものがあります。

クラシックのように楽譜をしっかり理解して演奏する理論的なジャンルもあれば、アフリカ系アメリカ人が作るように直感的な感覚的なジャンルもあります。

理論的に複雑なカットもあれば、直感的に身体が動いて感じて切る。

僕はどちらのジャンルも混ざっていますが、直感的な要素の方が多いかもしれません。

例えば、左右の長さ。もちろん左右の長さが揃う事が上手いというのもあるにはありますが、「左右の長さが揃う=可愛い」にはなりません。

必ずしも綺麗に揃っているカットが可愛い、似合う、素敵、上手いというわけではありません。

左右の長さを合わせようとして、合わせる事ができる技術は必要なのですが、それに執着しすぎると本質的な「可愛い、似合う」を見失う可能生もあります。

奥が深いです。

作りたい形や綺麗に切る技術は当たり前で、その先にある「一人ひとりに似合わせる。」というところが深いのです。

その時のお客様のライフスタイル、気分、髪質、色々な要素がその瞬間で違います。そこに上手く似合わせて切る技術はウィッグでは練習できません。

カット中も…
淡々と黙々と切る。
手数少なくスピーディに切る。
あえて時間をかけて、切る。
楽しく話をしながら切る。
髪の説明をしながら切る。

どれも正確だったり、不正解だったり

切る場所、お客様の好み、様々な状況によって正解が変わります。

深いですねー

カットの話になると止まらなくなるので今日ははこのぐらいで笑

それではー

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