これですね。カラーの色がわかる毛束。
カラーチャートというやつですね。
「僕は、このカラーチャートをお客様に絶対に見せません。」
なぜなら…
「全く同じ色にはならない」から…
人によって地毛の色が違います。染まりやすさも違えば、前回染めたヘアカラーの色が違えば、髪の毛に残っている色も違うからです。
様々な理由によって同じカラー剤を使っても人によって仕上がりが変わります。つまり、毛束と全く同じにしようとしても、ほぼなりません。
ならないのに…「じゃあこの色にしますね!ドヤ!」なんて言えません。
仕上がってから…お客様に「あれ?なんかちょっと違う…。」と思わせてしまうことになりかねません。
なのでカウンセリングで…
「カラーの毛束のやつ見せてください。」
と言われても説明して絶対見せませんw
僕のお客様でこのブログを読んでいる人は「確かに河村さんにコレ見せられた事ないかもー。」と思うはずです。
美容室に行って、いつもこういうのを見ながらカラーを決める人は注意した方がいいでしょう。
あとは、
「ヘアカタログの写真も光の加減や色相調整などで髪の毛の色が変わります。」
例えば…
この写真は同じ日に撮影していますか、色が違いますね。最早、肌の色や服の色も違います。
光の加減やパソコンでの色味調整などによって髪の毛の色は違く見えるのです。
そういった事を踏まえて、
「思っていたのと違うヘアカラー。」にならないためにどうしたらいいの?
正解は…「目標をアバウトに定める。」
欲張らずに、アバウトにすると良いです。
ただし、「キレイな仕上がり。」は求めなければなりません。ツヤ感、透明感、手触り、などなど。そういった部分にはこだわりましょう。
明るさも、「今より明るく。暗く。同じくらい。」ぐらいの感覚で。
色もたくさんあるけれど、大まかに分けると4種類。
この中のどれがいいのか?なりたいイメージに合わせてザックリで決めていくと良いでしょう。イメージに関してはヘアスタイルによっても変わるので目安として。
最終的に…「今より明るめのアッシュ」とか「今より暗めのブラウン」とか、「明るさ同じぐらいでピンク」のように決めていくとよいでしょう。
2回目以降のご来店の時に、前回を基準に比べてオーダーする。
美容師は、1回目のご来店でヘアカラーをしているので、お客様の髪質への理解が深まっています。
「前回染めた色より濃く。」「前回より明るく。」「前回より黄色くならないように。」などなど、その人その人に合わせてカラー剤のパワーを調整する事ができます。
これらを踏まえてヘアカラーをオーダーすると、「ヘアカラーで失敗された。」という事が少なくなると思います。良かったらご参考ください。
それではー
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